動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか (中公新書ラクレ 415)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年4月7日発売)
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感想 : 162
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津田大介さんの新刊。

今まで、ソーシャルメディアによって世界が大きく変わった論がブーム?になっていたが、この本はソーシャルメディアだけでは何も変わらない。twitter呟いたり、FBで友達たくさん作ったって、ただそれだけ。
大事なのは、そこからソーシャルに人々のネットワークが繋がって、動く事!という、当たり前論を一歩踏み入ったソーシャル本。

ソーシャルメディアと政権交代や震災というお題目は、他の本でもたくさんされているが、特に感銘を請けたのは、後半の「ソーシャル×マネタイズ』について。

日本ではまだまだ流行ってはいないが、投資よりも寄付に近い個人間送金システムにペイパル等のインフラが整った時、新たなビジネスの形を出来上がるのかと思った。
これは切り込み方は違うが、神田昌典氏の「2022―これから10年、活躍できる人の条件」に書かれていた事と重なった。

津田さんの前著「情報の呼吸法」よりも一歩突っ込みブレイクスルーした内容になっているので実戦にも使いやすい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: メディア
感想投稿日 : 2012年5月7日
読了日 : 2012年5月7日
本棚登録日 : 2012年5月7日

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