取り戻すことができない日常と、今目の前にある日常。その間に取り残された志保と、五十嵐。失意の中で癒えることのない傷を秘めて生きていく。読んでいくうちにどんどん傷が抉られていくような痛さを胸に感じ、読み終えた時にふと空を仰ぎ物語の続きを空想してしまいそうになる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年8月4日
- 読了日 : 2015年8月4日
- 本棚登録日 : 2015年8月4日
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