ニュートリノの夢 (岩波ジュニア新書) (岩波ジュニア新書 646)

著者 :
  • 岩波書店 (2010年1月21日発売)
3.75
  • (2)
  • (5)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 79
感想 : 10

ニュースでこの人を見た時に、失礼ながら悪代官っぽい風貌だなあ、と思った。本書は科学の話というより小柴先生の軽い自伝だが、読んでなんとなくあの時の印象が納得できた。もちろん小柴先生が本当に悪党だったわけではない。あの年になってもにじみ出る、この人の馬力と迫力が「悪代官」というキャラを連想させたのだ。
科学者というより仕事人、先生というより親方。優秀な部下を率い、迫力と腕力で道を切り開いていく闘う科学者。カミオカンデの立役者となり、ノーベル賞の受賞に至った理由がよくわかった。
子供向けの本らしいが、楽しかった。子供にも読んでもらいたいな。
・・・しかしこの表紙w

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自然・科学
感想投稿日 : 2016年1月14日
読了日 : 2016年1月7日
本棚登録日 : 2016年1月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする