身近な人の死から遠くなった現代、「死」に興味を持ち過ぎて「死体」を見てみたいと言った小学生たちと、死までの経過を観察されることになった老人の見えない絆……。
とても不謹慎な子どもたちに感情移入しつつ、おじいさんの変化を楽しんだ。もしかしたら、おじいさんは楽しかったのだ。死に際に現れた不謹慎な子どもたちに、何かを重ねていたのだ。
生きること、誰かと関わること、冒険すること、挑戦すること。
何もかも、ひと夏に詰め込まれていた。
もっと若いうちに読みたかった。
素敵な作品だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年9月20日
- 読了日 : 2018年9月20日
- 本棚登録日 : 2018年2月28日
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