100ページ程の短編4つが詰まったお買い得パック。
それぞれ小中学生がドラマの主人公として登場する。
現実のそれよろしく、子供というのは時に残酷である。
ちょっとしたことがきっかけで仲が悪くなり、きつい言葉、無視、いじめ、嫌がらせと言ったことにつながっていく。もちろん、ちょっとしたことがきっかけで仲直りをするのも早かったりするのだが。
そうした「子供」ならではの心の闇、黒い部分をあらためて今の自分から俯瞰してみると、自分も同じことをしてきたのだろう、と思える。大人になった今、他人と程よい距離を取ることで嫌な感情を押し殺している。逃げずに正面から向き合うことも時には必要なんだろうな、と改めて考えさせられる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年8月8日
- 読了日 : 2021年8月8日
- 本棚登録日 : 2021年8月8日
みんなの感想をみる