交渉人シリーズ第6巻。
タイトルが既にやばい。カバー絵もやばい。さらに表紙をめくった次に来る口絵が最高にやばい。口絵見た瞬間、まだ1行も読んでないのに目頭が熱くなります。
末期癌の鵜沢父から大嫌いな鵜沢息子を助けてくれと頼まれる芽吹、しかも周防組も絡んでる…でも引き受けてしまう芽吹。笑 大嫌いな鵜沢のせいで、最終的にヤクザの集会にまで怒鳴り込んでしっちゃかめっちゃかです。
そして今回一番の被害者であろう兵頭。すごいな、兵頭。飛び出す芽吹の前に出るには、芽吹が動くより先に自分が動かないといけない訳で。芽吹の行動心理を完全に把握してます。流石です。愛の戦士です。スパダリの鏡。
あと、鵜沢。ヒール役をこなした彼には助演男優賞をあげたいくらいです。1巻目からただひたすらに、ブレる事なく改心する事なく最後の最後まで腐りきった碌でなしを演じきった彼にレッドカーペット歩かせたい。笑
しかも1〜6巻まで関わってるのに挿絵にすら出て来ないっていうね!1巻に後ろ姿が載ってるくらいか? しかし三十過ぎてこれじゃ相当病んでますね。改心することは無さそうですが、取りあえずその辺でおっ死んじゃわないように生きてほしい。笑
そして、最初の結婚式騒動がこんなエンディングに繋がるとは。卑怯すぎる素敵ラストシーンに言葉が出ません。サゲは言葉少なに…とは言えど、こんな爽やかにさらっとでも誰が見ても理解るサゲ、美しすぎる…やっぱり卑怯だ…!笑
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL小説
- 感想投稿日 : 2018年3月30日
- 読了日 : 2017年9月
- 本棚登録日 : 2017年9月2日
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