農の営みから: 「創造的である」ということ上 (人間選書 254)

著者 :
  • 農山漁村文化協会 (2006年4月1日発売)
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ローカルな循環系社会を実現することを訴える。
●インディアンは自然の恵みを最小限いただきながら、自分達の生活を質素に営み、精神的には高い文化を築いていた。
●仕事と稼ぎは異なる。貨幣を得る事が稼ぎ。村を維持するための共同作業、寄り合いなどが仕事。
●中世社会は農村を軸に展開し、全体として自給自足的・循環系のなかで人々は生きていた。
●循環系の社会から離脱しながら、個人になっていく過程と単純な交換手段であった貨幣が次第に富をあらわすものになっていく過程は重なる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自然・農
感想投稿日 : 2011年2月11日
読了日 : 2011年2月11日
本棚登録日 : 2011年2月11日

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