千両花嫁 とびきり屋見立て帖 (文春文庫 や 38-3)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年11月10日発売)
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まあ 沢山の幕末の志士たちが出てきます。
京都の古道具屋とはいえ
京で屈指の茶道具屋の一人娘 ゆず
二番番頭の真之介と 駆け落ちする。
真之介は 捨て子で 辻ヶ花の布にくるまれ 金の小さな仏像まで守り袋に入れられてた赤ん坊
訳ありですねえ
織部はんの血筋なのかどうか
ふたりで開いた古道具屋
刀から端切れから いろんなものを売っている。
1巻目の最後に やっとゆずの父親が ふたりのことを認めてくれた。
男の人が書いた話しのせいなのか
ゆずのお母さんが 身重になったとき しゅうとが
中条流で 堕ろさせようとする。生まれたのは長男
それ 普通 亭主に言うでしょう。
あなたのお母さんに 子供 堕ろされそうになったのよ。 とか
それを 父親が庇えないというのは なんかちょっと変
後継は大事だろうに
結局 母親の心は壊れてしまったのかもしれない。
これ 女の作家なら どう書くのかしら?
と思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年4月30日
読了日 : 2024年4月30日
本棚登録日 : 2024年4月30日

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