再読。大人になればハツのにな川に対する感情に相応しい名前を付けられると思っていたのだが、どうやら無理そうである。でも、やっぱりこの小説が持ってる青春のもやもやしたフラストレーションとか、ちぐはぐな感じとか、学校という狭い空間に流れる生温い空気感とか好きだな。表現の生々しさが絶妙。人間関係を溶液に例えてしまうなんて。昔は周囲の言葉がハツの居場所をぎゅっと狭くする場面が印象に残ったけど、今は二人で桃つつきながらクラスメイトについて語るシーンが印象的。
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- 感想投稿日 : 2014年4月3日
- 読了日 : 2014年1月27日
- 本棚登録日 : 2014年4月3日
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