蹴りたい背中

著者 :
  • 河出書房新社 (2003年8月26日発売)
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本棚登録 : 8000
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再読。大人になればハツのにな川に対する感情に相応しい名前を付けられると思っていたのだが、どうやら無理そうである。でも、やっぱりこの小説が持ってる青春のもやもやしたフラストレーションとか、ちぐはぐな感じとか、学校という狭い空間に流れる生温い空気感とか好きだな。表現の生々しさが絶妙。人間関係を溶液に例えてしまうなんて。昔は周囲の言葉がハツの居場所をぎゅっと狭くする場面が印象に残ったけど、今は二人で桃つつきながらクラスメイトについて語るシーンが印象的。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年4月3日
読了日 : 2014年1月27日
本棚登録日 : 2014年4月3日

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