具体的な失敗事例から失敗しない方法を探る本かと思いきや、成功事例を参考にしながら地域再生のために普遍的な提言が中心となっているため、肩透かし感が半端ない。
タイトル通りならば、やはり失敗した自治体の名前をあげて状況分析を行い、ではどうすれば成功しえたのかという具体的な政策提言をしなければ、経済学者の後出しじゃんけん、机上の総論でしかない。少なくとも、私は本書のタイトルからそのような内容を期待していたので、残念至極でした。
○○失敗学という本の売れ行きが好調なので、ご利益にあやかったのだろうが、出版社には最低限の誠実さを求めたい。
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- 感想投稿日 : 2020年3月11日
- 読了日 : 2020年3月11日
- 本棚登録日 : 2020年3月11日
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