ビューティフル・マインド [DVD]

監督 : ロン・ハワード 
出演 : エド・ハリス  クリストファー・プラマー  ラッセル・クロウ  ジェニファー・コネリー 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
3.95
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本棚登録 : 935
感想 : 151
4

物語中盤に、かなりな『ア然ボ~ゼン展開』があるとは聞いておりましたが、聞き知っていても、やはり驚愕するものがござりました。
ので、今後この映画をご覧になろうとお考えのかたは、以下、お読みにならないで下されませ~~。(ネタバレ有りです)

タイトルが「ビューティフル・マインド」で、天才数学者が主人公…という辺りで、いくら『ボ~ゼン』な展開があったとしても、数式の純粋さや美しさを主人公が語るシーンがあったりする『珠玉な作品』かと思いきや!
ある意味、下手なホラー映画より怖かったです~~~!!
(特に、奥さんが廃屋で『アレ』を見つけてしまうシーンとか…)

美し過ぎる心を持った、しかも飛び抜けた天才には生き難い俗な世の中…。それでも愛を支えに、人生を逃げずに全うしようと果敢に戦った主人公ナッシュ。
終盤、そのつらい努力が報われる日が来て、良かった良かったと思いつつ、映画的にはナッシュのエキセントリックな『病状』ばかりが目立つ描写ゆえに、「え?この人ってば、こんなにスゴイ業績をいつの間に??」ってな印象もありました。

「実は、ノーベル賞も幻覚でした~~」ってオチだったらどうしよう…。
そう思ったのは私だけでしょうか…。

ナッシュの現実と幻覚の境界があいまいなだけに、「じゃあ『奥さんも幻覚の存在』じゃないのか??」等、疑り深くなっておりましたし。
思えば、『チャールズ』の存在感が強過ぎるがゆえに、よけいに境界が判りにくくなっていたような…。

ナッシュの『唯一の親友』チャールズ役のポール・ベタニー氏の存在感と独特の雰囲気、ほんに忘れ難く、「ダ・ヴィンチ・コード」でもキーマンな修道士役と知り、興味を惹かれております。(それはさておき、風貌だけ見ると『ビバヒル』のスティーブをクールにした感じ…と思ってしまいました)
「ダ・ヴィンチ・コード」、監督もこの「ビューティフル・マインド」と同じロン・ハワード氏だそうで、お互い、仕事しやすい者同士なのやも。

ところでこの映画に限らず、ラッセル・クロウが時折見せる、はにかんだような笑顔が好きです。
男っぽさの中にも、不思議な愛敬があると申しまするか、そういうところが、単なる見た目や演技力といったものを超える、主役俳優の『華』なんだろうな…と思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: オススメDVD・BD(映画)
感想投稿日 : 2012年5月10日
読了日 : 2006年5月21日
本棚登録日 : 2012年5月10日

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