犯人とそれを追う主人公のやりとりが、ネット上という虚構の場で行われるというところに面白さを感じる。
自ら姿を現わして、滔々と自説を披露する犯人より、その発言を一度も耳にすることがなかったカーリーと、最後の方では全く姿が消えてしまったマイルズのほうが、キャラクター的には興味深かったのだが。
『羊たちの沈黙』に匹敵する云々という帯の惹句は、いくらなんでも誇大広告だなぁ。
Mortal Fear by Greg Iles
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外の小説
- 感想投稿日 : 2009年12月17日
- 読了日 : 2009年12月17日
- 本棚登録日 : 2009年12月17日
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