Googleを支える技術 ‾巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)

著者 :
  • 技術評論社 (2008年3月28日発売)
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本棚登録 : 1362
感想 : 96

2008 年に書かれた本。内容は技術者向け。ページランクの仕組み、GFS(Google File System)、Bigtable、MapReduce、データセンターの運用コスト・工夫などの、まさに Google ならではの要素について、技術的な側面から解説を行っています。2008 年の段階で、日本語でここまでまとめてくれている書籍はありがたいです。図解も多くて分かりやすい(が、技術的な内容が多いので、読むのに時間がかかります)。

最後の第6章では、技術的な話からうって変わって開発体制の話題が書かれており、20 % ルールをはじめとした Google らしい内容が多いです。5 章までの技術的な話題は、人によっては現場ですぐ使うような機会はないかもしれません。でも、6 章の開発体制の考え方は即現場で取り入れたくなるようなものがあるかもしれませんね。「デバッグするのはつまらない、テストするのがかっこいい」というフレーズは、本当にそうだよなと思いますし、現場でも取り入れていきたい考え方です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: IT技術
感想投稿日 : 2013年5月27日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年5月26日

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