殺人鬼の放課後 (角川スニーカー文庫 901-2 スニーカー・ミステリ倶楽部 ミステリ・)
- KADOKAWA (2002年1月1日発売)
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感想 : 44件
かなり好みのアンソロジー。全部好きだけど、やっぱり恩田陸と乙一。
恩田陸「水晶の夜、翡翠の朝」はタイトルだけでも素敵。でもって「麦の海に沈む果実」の設定なのでもうとんでもなく好み。「笑いカワセミ」のネーミングも妙な無気味さがあっていいし。
乙一「SEVEN ROOMS」はこれはホラーかな。かなり怖くて哀しい。殺人者の動機も意図も描かれることなく淡々と進行する殺戮。そしてこの結末。この人はやっぱり凄すぎる。本編と著者紹介ページのギャップといい、本当にタダモノじゃない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2010年2月2日
- 読了日 : 2010年2月2日
- 本棚登録日 : 2010年2月2日
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