ちょっと伏線があからさまかな……という気がするけれど、犯人当てとして楽しむこともできる。ただ、この「挑戦状」読んじゃうとねえ。いろいろ考えさせられちゃうなあ、という気分。こういった問題は、おそらく現実では絶対に切り離せないことなんだし、たとえフィクションの中でも一旦それに気づかされると、無視して進むことはできない。したがって、後半はちょっと重いかも。
だけど私としては、この結末は好きだな。後味は悪くないしね。特に過去の事件の謎解きについての部分、かなり美しくて好き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2010年1月14日
- 読了日 : 2010年1月14日
- 本棚登録日 : 2010年1月14日
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