瞽女の啼く家 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2008年10月17日発売)
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本棚登録 : 128
感想 : 19

どろどろとした雰囲気がまとわりつく、奇妙な物語。時代背景とか土地の雰囲気は非常に伝わってくるなあ。志麻子さんの本領発揮、といった感の一作。
「牛女」の真実や、主体になっている女性たちの関係、というものが当然少しずつ明かされていくわけだけど。……うわー、えげつないっ。でも現実にはこういうのあったんだろうなあ、という感も。この人の作品って、「絵空事に似ているけれど絵空事よりも怖い現実」を感じさせるなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ホラー
感想投稿日 : 2009年12月29日
読了日 : 2009年12月29日
本棚登録日 : 2009年12月29日

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