六月六日生まれの天使

著者 :
  • 文藝春秋 (2005年5月27日発売)
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本棚登録 : 95
感想 : 15

記憶ネタミステリ、かな。なんせ主人公が記憶喪失というだけに、物語がいったいどう転がるのかとはらはらさせられる。そして複雑に絡み合う物語に、見えそうで見えない関わり。迫力のあるサスペンスが大きな魅力。
後半になると仕掛けはなんとなく読めてくるけれど、それまでは完全に騙されてたなあ。慌てて読み返すと……なるほど、巧く誘導されていたわ。ものすごいサプライズというものはなかったけれど、すとんと納得できる作品。ただしあのラストは、なんとなくショック。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2009年12月29日
読了日 : 2009年12月29日
本棚登録日 : 2009年12月29日

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