記憶ネタミステリ、かな。なんせ主人公が記憶喪失というだけに、物語がいったいどう転がるのかとはらはらさせられる。そして複雑に絡み合う物語に、見えそうで見えない関わり。迫力のあるサスペンスが大きな魅力。
後半になると仕掛けはなんとなく読めてくるけれど、それまでは完全に騙されてたなあ。慌てて読み返すと……なるほど、巧く誘導されていたわ。ものすごいサプライズというものはなかったけれど、すとんと納得できる作品。ただしあのラストは、なんとなくショック。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2009年12月29日
- 読了日 : 2009年12月29日
- 本棚登録日 : 2009年12月29日
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