連作警察ミステリ。「凄腕」の伝説と言われる刑事とコンビを組まされた新米刑事。ところが第一話で明らかになってしまうとんでもない事実。まさか「凄腕」の正体がそんなことだったなんて!
なのに一向にめげることない新米刑事は、その跡を継ごうとばかりにどんどん成長していきます。それは頼もしいのだけれど、手段を選ばないそのやり口にははらはらどきどきの連続。いつか人の道を踏み外してしまいやしないかと心配になってしまいました。
正直なところ、「そこまですることか!?」と思わないでもないです。刑事として生きることとまっとうな人間として生きることとはそれほどまでに両立しないのか、とも。ある意味愚かな生き方かもしれないあの人の生きざまだけれど、それでもどこかしらカッコよくは感じられました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2017年9月14日
- 読了日 : 2017年9月14日
- 本棚登録日 : 2017年9月14日
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