SCIS 科学犯罪捜査班: 天才科学者・最上友紀子の挑戦 (光文社文庫 な 46-2)

著者 :
  • 光文社 (2019年11月12日発売)
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本棚登録 : 182
感想 : 16

最先端のトンデモ科学が絡んだ謎の事件を扱った連作ミステリ。トンデモ科学、と思ってしまいますが。しかしそれはまったくの絵空事ではなく、近々実現するかもしれないことなのですね。いや、もしかしたらどこかで人知れず実現して活用されているのかもしれない……などと思えば、楽しみなような恐ろしいような。
「妊娠する男」「人を殺すAI」「焼け焦げる脳」と、各章のタイトルからもう興味が惹きつけられて仕方ありません。何それ。そんなの起こりえるの? そしてもちろんそのテクノロジーが正しく使われれば、とても有能な技術として期待され称賛されそうでもあるのですが。倫理や制約のハードルは厳しそうでもあります。実際そういうところから起こってしまったこれらの事件は、たしかに表沙汰にできるものではない……。
ところで、五年前の事件ってまだ真相がわからないのか! そして気になる展開のラスト。これはシリーズを追いかけないといけないか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2022年3月31日
読了日 : 2022年3月31日
本棚登録日 : 2022年3月31日

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