青春ホラー、だそうです。そのカテゴライズでいいのかなあ。異議は唱えませんが。しっかり怖くて切なさも残るホラーでした。この作者独特の軽いユーモアも読みどころです。
序盤は軽い主人公のキャラでさくさく読めますが。中盤以降から一気に怖くなりました。あの「近づいてくる足音」シーンは怖くて怖くて。そして明かされた真相もとんでもなく怖い。思えば仔猫の件は、しっかり伏線もあったんだなあ。でもこんなに惨いことだとは思いませんでしたよ。
でも一番怖いのは。死を呼び寄せてしまう思いなのでしょうね。それが視えてしまう永井さんは、かなりつらいんじゃ。だけど私としては、視えないことによりいっそうの恐怖を感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2010年6月27日
- 読了日 : 2010年6月27日
- 本棚登録日 : 2010年6月27日
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