祭りの夜、川の向こう

著者 :
  • 幻冬舎 (2010年6月1日発売)
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本棚登録 : 24
感想 : 3
5

青春ホラー、だそうです。そのカテゴライズでいいのかなあ。異議は唱えませんが。しっかり怖くて切なさも残るホラーでした。この作者独特の軽いユーモアも読みどころです。
序盤は軽い主人公のキャラでさくさく読めますが。中盤以降から一気に怖くなりました。あの「近づいてくる足音」シーンは怖くて怖くて。そして明かされた真相もとんでもなく怖い。思えば仔猫の件は、しっかり伏線もあったんだなあ。でもこんなに惨いことだとは思いませんでしたよ。
でも一番怖いのは。死を呼び寄せてしまう思いなのでしょうね。それが視えてしまう永井さんは、かなりつらいんじゃ。だけど私としては、視えないことによりいっそうの恐怖を感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ホラー
感想投稿日 : 2010年6月27日
読了日 : 2010年6月27日
本棚登録日 : 2010年6月27日

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