最後の章でぐぐっと引き寄せられた。
なんとなく兄妹なんじゃないかと、うっすら感じはしたけどまさか桜井さんまでが認識しているとは思わなかった。
お互いがお互いの関係性に気付いたのはどの時点か、この場面では?あの場面では?と何度も読み返してしまった。
ただ血の繋がった妹にする生殖を目的としない交わりは、それは正義ではなく自己保身でしょう。
でも彼女がそれを正しいとするのなら、それは正義になるのかもしれない。
というか熟女好きの設定はどこへいったのか…。
心のどこかに小さくひっかかって、読み終わった後もなんだか気になってしまう作品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
群像劇
- 感想投稿日 : 2017年5月18日
- 読了日 : 2017年5月18日
- 本棚登録日 : 2017年5月11日
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