一見して感じる本の薄さ、軽さと相反するとてもカロリーの高い内容だった。
その内容の一枚一枚を理解するのに相当の時間を要したが、結果その中で理解できたのはほんの一欠片ほどのような気がする。
年月を重ね、今より深みのある人間になれた時に読み返したいと思える一冊だった。
「愛」というものを語る上で、その思索の行先は「人」とは何かという所まで進んでいくのに驚いた。けれども読み進める内に愛とは人のなす事で、それを知るには人間を考えるのは当然だと、納得できた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2023年4月10日
- 読了日 : 2023年4月10日
- 本棚登録日 : 2023年4月8日
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