建築家安藤忠雄

著者 :
  • 新潮社 (2008年10月25日発売)
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本棚登録 : 1088
感想 : 113
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分厚い本ですが、読みやすい。
私が、安藤忠雄さんのファンだからかもしれませんが…。

今読むと、最近知り得た知識とラップする部分があって、面白い。

住吉の長屋は、シェイカー家具の必要の生み出す生活の美学を考えた。
コシノヒロコさんの自邸の設計…NHKのカーネーションはまりました…。

京都の<TIME’S>は、高瀬川の水面に近くまで、外部の床をおろして、日常的に人が川へ近づける場所を作ったと。大学4年の研究室で、京都・奈良に行った時に、夜飲んだ帰りにここで、みんなで水遊びしたな~先生も川に突き落とした人いたな~と、懐かしい場所です。安藤さんの意図を汲んだ使い方でしょう?
学生の頃か、社会人になりたての頃、安藤さんの講演会に行って、<TIME’S>を作り、頼まれもしないのに隣の敷地に<TIME’SⅡ>の計画案を作って発表などしたら、敷地の持ち主が、作らせてくれた。という話をされていて…「その強引さが素敵❤」と、思ったものです。

表参道ヒルズは、安藤建築と意識せずに訪れましたが、なだらかなスロープで、店舗が接していて、凄いな~と思った記憶があります。驚きと感動を与え続けてくれる方ですね。

直島のアートプロジェクトも、ちょっと調べたことがあって…安藤さんが関わっていますね。
公共空間を、箱物建築ではなく、人が集まる使われる空間にするべく努力されているのも、素敵です。

この本、ちょっと欲しいかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年8月21日
読了日 : 2016年8月24日
本棚登録日 : 2016年8月21日

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