クエーサーと13番目の柱

著者 :
  • 講談社 (2012年7月5日発売)
2.78
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本棚登録 : 344
感想 : 65
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うーん、中堅芥川賞作家なのに久々に外れました・・・
一気に読めるからつまらないとは言えないのかもしれないけど、なんだかなあ・・・
前情報でTVや書評が「スリルとサスペンス!手に汗握るノンストップエンタメ長篇!」みたいにいうから期待しすぎたな。

主人公はパパラッチで、資産家からアイドルの監視を依頼される話です。
序章で、ダイアナ元皇太子妃の事故死について詳しく語られるから、それがどう繋がるのと期待させられるんですけど、結局しょぼーいオチでした。
スリルとサスペンスも半端だし、かといって著者の主張も伝わってこないし、雰囲気作りに終始した中身のない小説に感じてしまった。途中で主人公の視力が回復する意味もよくわからなかったし、登場人物の名前がすべてカタカナ表記だし、雰囲気づくりのために色々してるのはわかるけど読みにくかっただけなんだよね。

この著者の本初めて読んだけど、これが実力?一番有名な「ピストルズ」読んで判断したほうがいいかな?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2012年12月31日
読了日 : 2012年12月31日
本棚登録日 : 2012年12月31日

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