初めて読む作家さんです。ブランチで注目してたので図書館で予約してました。
高校生の時にピアノの調律という仕事に魅せられ、調律師になった外村くんの成長物語です。
お仕事小説、とも言えますが、それよりは青春小説、といったほうが似合うかも。
それは主人公の、こつこつ、仕事と向き合う真摯な姿に胸を打たれたからですかね。
目指すべき場所を見つけたことも、そこに向かうと覚悟を決めたことも、今出来る仕事を精一杯やってきた成果です。
そうやって一歩一歩進むことで少しづつ見えてくるものがあり、その積み重ねが気が付いたら「一流」と呼ばれ「才能」になるんだろうな、と思いました。
後半、双子ちゃんの事件を通し、外村くんがあらたな覚悟を決めてからは、ずっと涙腺がゆるみっぱなしでした。
号泣するような涙ではなく、胸にじんときて、涙がうるうる溜まる感じの感動がずっと続くのです。。
読んでよかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
青春
- 感想投稿日 : 2016年2月15日
- 読了日 : 2016年2月15日
- 本棚登録日 : 2016年2月15日
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