<「何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそう言うのでどうやら僕は煙であるようだった。」―煙になれなかった「涼ちゃん」が死んで二年。十五歳になった「僕」と十四歳の名探偵「ルンババ」が行く東京への修学旅行は僕たちの“世界と密室”をめぐる冒険の始まりだった!『煙か土か食い物』の舞城王太郎が講談社ノベルス二十周年に捧げる極上の新青春エンタ。もう誰も王太郎を止められない。>
王太郎が書き伝え続けるのは愛だ。THE愛。久しぶりに衝撃のある作品だった。切なくて笑えて心温まるほんとにいとおしい。舞城作品の中ではダントツに読みやすいので、入門に最適。
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- 感想投稿日 : 2007年7月1日
- 本棚登録日 : 2007年7月1日
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