久しぶりに再読。
学生の時の、意味なく夜更かしした明け方の空気や、
彼氏の大学研究室の飲み会に参加して、ちょっと気を遣われながら、
でも楽しく飲んだオールナイトの雰囲気が鮮やかに甦った。
以前に読んだときはまだ大阪に行ったことがなくて、
京都の町ばかりが印象に残っていたけれど、
ここ数年、大阪に通い詰めて、町を歩いたり、高速で京都南インターを通り過ぎたりと、より親しみが。
最近、天王寺動物園に行ったばかりだから、かわちくんとちよのデートも風景が目に浮かんで、コアラやマレーグマを一緒に見ている気分になった。
正道たちが高校時代、環状線の駅で和歌山行きたいって言っている感じもよくわかり。
町の何気ないひと時を淡々と綴る、柴崎さんの作品が本当に好き。
さあ「十年後」を読もう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年10月13日
- 読了日 : 2014年10月13日
- 本棚登録日 : 2014年10月10日
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