黒野葉月は鳥籠で眠らない

  • 講談社 (2015年3月19日発売)
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本棚登録 : 161
感想 : 32

新米弁護士が関わる案件4つの連作短編です。依頼人に寄り添い彼らのためになる方法を探そうとする新米弁護士木村に対して、依頼人のほうはそれぞれ、すべてを預けず何かを隠しています。最後にそれが明らかになり、見えていたものの色が変わる瞬間はなかなか衝撃です。’絶対に欲しいものが決まってる人間が、どれだけ強くて、怖いものか。’2話目の彼の選択は想像できてしまうことが恐ろしい。3話目の彼の選択は全く共感できなくて恐ろしい。「記憶屋」でブレイクした作家さんですが、私はこちらの方が断然好みで良かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未所有
感想投稿日 : 2019年6月14日
読了日 : 2017年1月13日
本棚登録日 : 2019年6月14日

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