吸血の家 (講談社文庫 に 22-4)

著者 :
  • 講談社 (1999年7月1日発売)
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本棚登録 : 377
感想 : 43

再読。舞台は昭和44年。蘭子たちは大学生になっています。殺人予告に始まり足跡なき殺人に密室殺人、24年前にも未解決の惨劇があり…。王道のしっかりとしたミステリですが相変わらず有名ミステリに言及する部分が多いので直接トリックに触れていなくても読んでいない本が出てくるとハラハラします。ほとんど覚えていなかったので初読のように楽しめたのですがトリックや伏線を探っている時に24年前と現在が混じってしまい混乱してしまいました。横溝正史を彷彿とさせる世界。最後の最後まで世界は白黒。でもこの雰囲気は好きですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 所有紙本
感想投稿日 : 2019年6月14日
読了日 : 2015年12月2日
本棚登録日 : 2019年6月14日

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