「傍聞き」がとても良かったのでこちらも手に取ってみました。同じように30〜50ページほどの短編集なのですがこちらの方が人の心の闇に切り込んでいる印象を受けました。「黒白の暦」や「準備室」などはそれに加えて主人公視点で同じように考えて同じように思いがけない驚きを受けたのでまるで自分自身の心の闇を暴かれたような気がして後味がとても苦いものとなりました。「傍聞き」の方が好みですが、こちらも7編もあるのにどれもちゃんと伏線を回収する謎解きになっていて人々の心まできちんと読ませてくれるところはさすがです。
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- 感想投稿日 : 2019年6月14日
- 読了日 : 2014年5月28日
- 本棚登録日 : 2019年6月14日
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