物語としては、足袋の老舗零細企業が生残りをかけてランニングシューズ業界に活路を見出すとゆう話で、ターゲットがエリートランナー向けの靴の開発なので馴染まないまま読み進めていましたが、ソールに新素材を採用する辺りから無茶面白くなってきました。社長の元に集まってくる負組の人材、飯山と村野が加わったことが大きかったですね。並行して故障でフォーム替えて復活目指す選手への靴の提供、邪魔する王手企業の小悪党、時代劇さながらの判官贔屓にスカッとしました。
最後に就活連敗の大地が面接時に関わってきた新規部門での事を話して大手企業から内定貰いそちらに行ってしまうのですが、企業側によからぬ気配がありそうで心配になりました。
フォアフットは、つま先から着地することで衝撃を分散し膝に優しく疲れにくい走りができる走法ですが、日本人には習得するのが難しくコンパス長くないと調子よく回せないし6分/km代の市民ランナーには踵から着地するヒールストライク走法のが適してるんですよね。私もフォアフットチャレンジしたことあるのですが逆に走り方変になり駄目でした。
私的にはソールが薄いと膝を痛めてしまうので厚底シューズを世界で初めて開発したホッカオネオネの愛用者だったりなんですが職人の魂がこもった陸王も履いてみたくなりますねw、クライミングシューズとかにしたら売れるかも?
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2023年3月14日
- 読了日 : 2023年3月14日
- 本棚登録日 : 2023年3月12日
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