いろいろ「えーっ」ってかんじ。
まずひとつに、翻訳が変わったこと。
これは直接物語と関係がないかもしれない。
しかし、今までの人の書き方に慣れてきていたもんだから、まぁ違和感違和感。
「兄さん」と呼ばない彼や、「彼」がおおい表記、カッコがやたらと多い等々……気になって仕方がなかった。
私にとっては、読みにくい訳さんでした。
これが1巻だったら、続きを読まなかったかもしれない。
まぁ1.2と345で訳者さんちがうんですけど、このときは違和感覚えなかった。
しかし、最終巻だけって、この人も大変だっただろうなぁ。
もうひとつは、宇宙。
えー!
規模でかいよ!
途中までとてもたのしかったのに!
飛行機で敵が死んだ。
それで終わってほしかった。
最後の宇宙のくだりは、今までとは違ってファンタジーみたいでした。
この本が何故楽しいのか?
それは、ぎりぎり「現実でおこりそう」と思わせるラインで物語を書いていたからだと思うのです。
宇宙は無理だろ! と。
なんか急にファンタジックになっちゃったかんじ。
最後に「アレックスはどう生きて行くのか」という最大の問題が解決されていないこと。
ずっと彼が葛藤してきた問題であるはずです。
最後の宇宙のページを、この葛藤と結論にさいてほしかったぐらい。
結局彼はどうしたいのよ!?
地球に戻ってこれた感動もいいけど、彼が道を選んで進んでいく姿に感動したかった!
ひょうしぬけというか、ちょっと最後は……ううんってかんじ。
挿絵、素敵。
- 感想投稿日 : 2011年2月25日
- 読了日 : 2011年2月25日
- 本棚登録日 : 2011年2月25日
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