球体の蛇 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2012年12月25日発売)
3.33
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本棚登録 : 2420
感想 : 226
3

道尾作品、12冊目の読了となりました。

悪くない、悪くはないんですが、本作の読後評価も残念ながら☆3つ。

ミステリー作品に青春物と恋愛物をMIXしたような作品に仕上がっていました。

嘘、嘘、嘘、...

大切な人の為についた嘘、その結果が他の人を苦しめることになることを、嘘をついた時には気づかない。

それぞれが嘘をつくことで抱える苦悩。

それは見事に書き切ったと思います。

本作の主人公は17歳の高校生友彦、

説明
内容紹介
あなたが殺してくれたのね

あの頃、幼なじみの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった……狡い嘘、幼い偽善、決して取り返すことのできないあやまち。矛盾と葛藤を抱えて生きる人間の悔恨と痛みを描く、人生の真実の物語。
内容(「BOOK」データベースより)
幼なじみ・サヨの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった。白い服に身を包み自転車に乗った彼女は、どこかサヨに似ていた。想いを抑えきれなくなった私は、彼女が過ごす家の床下に夜な夜な潜り込むという悪癖を繰り返すようになったが、ある夜、運命を決定的に変える事件が起こってしまう―。幼い嘘と過ちの連鎖が、それぞれの人生を思いもよらない方向へ駆り立ててゆく。最後の一行が深い余韻を残す、傑作長編。
著者について
●道尾 秀介:1975年東京生まれ。2004年「背の眼」で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。05年『向日葵の咲かない夏』で注目を集める。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、10年『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
道尾/秀介
1975年生まれ。2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞を受賞。09年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞。10年『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞、『光媒の花』で第23回山本周五郎賞を受賞。11年『月と蟹』で第144回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月25日
読了日 : 2022年12月25日
本棚登録日 : 2021年1月1日

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