十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (1996年4月18日発売)
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感想 : 426
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久々の貴志祐介作品を読んで、やっぱり好きだなぁと改めて感じた。

悪の教典が著者の作品との出会い。

他の本を読んでいた為、ながらく積読になっていましたが、ホラー小説大賞受賞作はダテじゃない。

確か日本ではまだ学術的には多重人格は正式に認められてなかったのでは?

ただ、見事に書ききったって感じです。

途中少し中弛み感もあったけど、ラスト手前の由香里と真部が千尋を発見するあたり(正確には探していたのは千尋の13番目の人格である磯良ISOLA)からの緊迫した臨場感はさすが!

そして、真部が自らに注射針を刺すところは予想していたが、まさかその後の千尋に新たな13番目の人格である憧子が現れるとは...

そしてそこには間違いなくISOLAがいた。

やはり今後も著者の作品を読み続けていこう。


説明
商品の説明
こちらの商品は2012/10/22にカバーデザインが変更となりました。
ご注文いただくタイミングによっては、
お届けする商品のカバーとサイトに表示されている画像が異なる場合がございますが、ご了承くださいませ。

賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパス。
あどけない少女千尋の多重人格障害に胸を痛める。
やがて十三番目の人格・ISOLA・の出現に、彼女は身も凍る思いがした。
内容紹介
こちらの商品は2012/10/22にカバーデザインが変更となりました。
ご注文いただくタイミングによっては、
お届けする商品のカバーとサイトに表示されている画像が異なる場合がございますが、ご了承くださいませ。

賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパス。
あどけない少女千尋の多重人格障害に胸を痛める。
やがて十三番目の人格・ISOLA・の出現に、彼女は身も凍る思いがした。
内容(「BOOK」データベースより)
賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格「ISOLA」の出現に、彼女は身も凍る思いがした。第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 貴志祐介
感想投稿日 : 2020年5月9日
読了日 : 2020年5月9日
本棚登録日 : 2019年7月29日

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