第三の時効 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2006年3月17日発売)
4.01
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本棚登録 : 7373
感想 : 781
5

スゲー作品に出会ってしまった(☆[]☆)
いや、スゲー作者に気づいてしまったのかも。

著者の作品、本書で2冊目の読了ですが、1冊目に読み終えたのは「出口のない海」、そう、第二次世界大戦を舞台とした作品でした。

警察物の面白さ、本書でしっかり体感させてもらいました!!

6つの作品がおさめられた短篇集ですが、どの作品も素晴らしい!!

1話1話読み終えて行く度に「これ最高!!」が増えていきます( * ॑꒳ ॑*)

タイトルにもなっている「第三の時効」を読み終えた時にはなるほど...だからこれを本書のタイトルに...って思える程素晴らしかったんですが、それ以外の5作品も全く遜色ありません。

F県捜査一課(強行犯)の各班長、一班の朽木、二班の楠見、三班の村瀬、それぞれが主役となりますが、この緊迫感とギスギス感の中で犯人を追い詰めていきます。

謎解きミステリーではありませんが、ミステリー好きにもたまらない読み応え。

そして最後の一言。

いやいや、こりゃドハマリするパターン確定です♪

著者の積読が5作品で計6冊、嬉しい積読発見(*>ᴗ<*)




殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か? 刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短篇集。笑わない「青鬼」朽木、公安出身の「冷血」楠見、ずば抜けた直感力を持つ「天才」村瀬。F県警強行犯係の男たちの強烈な闘争心と矜持を圧倒的な熱量で描き出す、本格ミステリにして警察小説の金字塔。

内容(「BOOK」データベースより)

殺人事件の時効成立目前。現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!?刑事たちの生々しい葛藤と、逮捕への執念を鋭くえぐる表題作ほか、全六篇の連作短篇集。本格ミステリにして警察小説の最高峰との呼び声も高い本作を貫くのは、硬質なエレガンス。圧倒的な破壊力で、あぶり出されるのは、男たちの矜持だ―。大人気、F県警強行犯シリーズ第一弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

横山/秀夫
1957年東京都生まれ。上毛新聞社記者を経て、91年「ルパンの消息」が第九回サントリーミステリー大賞佳作となり、独立。98年「陰の季節」で第五回松本清張賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月26日
読了日 : 2023年11月26日
本棚登録日 : 2019年11月19日

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コメント 2件

かなさんのコメント
2023/11/26

ヒボさん、こんばんは!
天空図書館、ファイナル、楽しめましたか??
体調はどうでしょう??

横山秀夫さんの作品ですね!
私1作品だけ読んだことがあって
「ノースライト」なんですけど、面白かったです(*^^*)
この作品も面白そうですね♪

ヒボさんのコメント
2023/11/26

かなさん、こんばんは♪
天空図書室は後1時間欲しかったぁーーー(´;ω;`)

でも、普段出来ない体験だったので、結果的に大満足♪

帰宅してから読み終えた本書も大満足なのでI’m happy♪

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