聖女の救済 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年4月10日発売)
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約2年半ぶりに手にした東野圭吾作品は約4年半ぶりのガリレオです♪

いやはや、今回のトリックはヤバイです。
確かに、それしか方法はない。
でも、そんなこと現実的に可能なのか?

そんな謎に今回もガリレオが挑みます。

<あらすじ>
ガリレオシリーズの第5弾。物理学者の湯川学と警察の内海薫が、難解な毒殺事件の謎に挑みます。
真柴綾音は夫の義孝から子供ができないことを理由に離婚を切り出されます。しかし、綾音は義孝に対してある宣告を下します。それは彼女が一年間の「救済」を終えることを意味していました。翌日、義孝は自宅で毒殺されて発見されます。毒物は亜ヒ酸で、彼が飲んでいたコーヒーに混入されていました。しかし、綾音には北海道の実家に帰省していたアリバイがあり、毒物の混入経路も不明でした。捜査に当たった草薙俊平は綾音の美貌に惹かれてしまいますが、内海は綾音の犯行を疑います。内海は湯川に協力を依頼しますが、湯川は綾音が完全犯罪を成し遂げたと断言します。湯川は綾音が離れた場所から義孝を毒殺したトリックを暴くために、ある指示を内海に出します。その結果、湯川は驚愕することになります。綾音が行ったのは、理論上はあり得ても現実にはありえない「虚数解」という奇妙なトリックでした。綾音はなぜ義孝を殺したのか、そして彼女は本当に「聖女」なのか。湯川は綾音の真意とトリックの全容を明かします。




ガリレオが迎えた新たな敵、それは女
資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。
シリーズ累計1320万部突破。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

東野/圭吾
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、1985年、「放課後」で第31回江戸川乱歩賞受賞。1999年、「秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞。2006年、「容疑者Xの献身」で第134回直木三十五賞受賞。同書は第6回本格ミステリ大賞、2005年度の「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」各第1位にも輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月10日
読了日 : 2023年12月10日
本棚登録日 : 2019年10月29日

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