プリンス論 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社 (2015年9月17日発売)
3.90
  • (17)
  • (36)
  • (25)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 289
感想 : 38

プリンスのCDを買ったのはベスト盤1枚きりで、それも気に入らなくて人にあげてしまいました。
その頃はハードロック、ヘヴィメタル、70年代ロックに夢中だったので、きらびやかで人工的な音に馴染めなかったんですよね。今聞けばとんでもなくハイレベルな事が分かるのですが、風貌含めて受け入れ難かったのは確か。
2016年に亡くなったのでもう5年前ですが、そのニュースを見た時も特別衝撃は受けなかったです。
ところがこのサブスク時代に色々聴けるようになって、気まぐれに聞いたパープルレインのアルバムで一気に引き込まれました。初期の音源を色々聴いて沼にどんどん嵌っていき、現代方面に向かって聴いていますが、時代時代で色々なスタイルありますが、どれもこれもじっくり聴くに値するものばかりで攻略には当分掛かりそうです。
そうすると当然どんな人物だったのか気になるところです。そこで発見したのがこの本でした。
亡くなるほんのすぐ前に書かれた本なので、なんというか運命的なものを感じます。
プリンスは変わり者で俺様で天才だという事がよく分かりましたが、割と知っていたというか、みんなそういう印象ですよね。そういう意味でブレない人なんですね。面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月2日
読了日 : 2021年10月29日
本棚登録日 : 2021年10月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする