下町小僧: 東京下町昭和30年 (ちくま文庫 な 17-1)

著者 :
  • 筑摩書房 (1994年12月1日発売)
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本棚登録 : 45
感想 : 2

下町ステータスというものがあるような気がしています。
僕は中野区の生まれなのですが、生まれた商店街は結構下町っぽくて、今思えばかなり人情味にあふれた地域だったなあと思うのですが、やはり台東区浅草を中心とした地域と比べると、下町では明らかに無いです。どちらかというと田舎的な感じだったんだと思います。
こち亀の両津勘吉の子供の頃と丁度同じ頃を下町ですごしたなぎらさんが、昭和30年代の下町の子供の生活をつらつらと語ります。
昭和ブームの今読んでいてとても楽しい本です。既に平成も過去のものとなりノスタルジーの対象となっていますが、そもそもこの本80年代に書かれているようなので、平成なんて新時代もいい所の感覚で書いてあるので、この本の存在自体がノスタルジーの対象なんですけどね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月1日
読了日 : 2020年4月27日
本棚登録日 : 2020年4月27日

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