統合失調症がやってきた

  • イースト・プレス (2013年8月7日発売)
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感想 : 152
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ボキャブラ天国大好きでいつも見ていました。今でも生き残っている人たちもいれば、長らく姿も見ていないのですっかり忘れてしまった人たちも沢山います。
そんなすっかり忘れてしまった人たちの中に「松本ハウス」がいます。
エキセントリックな動きとパツパツの格好、坊主頭で印象深かったハウス加賀谷は、当時統合失調症で幻聴や幻視に悩まされ、大量の薬を飲みながらスケジュールをこなしていたそうです。
そして1999年活動を休止して治療に専念。10年後に再度「松本ハウス」として復活するまでの道を書いています。
松本キックとの絆にぐっときますが、それ以上に統合失調症の凄まじさが分かる本です。
クラスの皆が自分を臭いと言っているという幻聴が聞こえる。窓の外で、相方が自分を見張っている姿が見える。これが四六時中起こるわけですから神経が休まるときは無いでしょう。本当に気の毒だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年3月16日
読了日 : 2020年3月14日
本棚登録日 : 2020年3月14日

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