ゼロからの挑戦を続けた星一の人生は、まさに西国立志篇。
題名にあるような、明治時代の日本人と、発展し続けるアメリカのちょうど間。いいとこどりもといえる。
常に足下をしっかり見つめながら、上を見据えて進む姿は、小学生のころ読んだ伝記上の「偉人たち」のそれとだぶる。
でも、最大の見せ場はラストの一文。
「その点、私はいささか多く書きすぎた」
懐かしさと、寂しさと。カッと胸が熱くなったまま、解説は読まずに本を閉じた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2011年9月26日
- 読了日 : 2011年5月31日
- 本棚登録日 : 2011年9月26日
みんなの感想をみる