生き地獄天国: 雨宮処凛自伝 (ちくま文庫 あ 41-1)

著者 :
  • 筑摩書房 (2007年12月10日発売)
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本棚登録 : 203
感想 : 26
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今労働問題など運動を繰り広げ、「プレカリアートのマリア」と呼ばれる雨宮処凛の自叙伝です。イジメ。リスカ。バンギャ。民族運動…。よくこんなにいろんなことを経験したもんだなと、最初はあっけにとられました。

現在、貧困・労働問題などで、活発な執筆および労働運動を展開し、『プレカリアートのマリア』と呼ばれる雨宮処凛の自叙伝です。一読して唖然としました。壮絶な人生です。いろいろな意味で無茶苦茶です。イジメ。リストカット。自殺未遂。バンギャ。民族運動。そして転向して、プレカリアート問題と、本当に驚かされました。この前、某無料動画サイトで彼女が当時組んでいた右翼パンクバンドの『維新赤誠塾』のライブおよびドキュメンタリー映像を観る機会があったので、ここに今回彼女の自叙伝を取り上げてみました。

彼女はバンギャ時代を経て上京後、キャバクラ嬢をしていたそうなのですが僕がその中で爆笑したのは『軍歌が歌えるキャバ嬢』というフレーズで、キャバクラ嬢という職業とのあまりのギャップに大笑いしたことを覚えています。この本は人によっては非常に不愉快な内容を含みますのであんまり人にはお勧めできませんが、ある1人の女性の軌跡というものを知るには悪くないとは思うんですが・・・。

それは実際にこの本を手にとって読まれる方にお任せします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年8月11日
読了日 : 2011年8月11日
本棚登録日 : 2010年11月7日

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