未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II

  • CCCメディアハウス (2012年5月31日発売)
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『クリエイティビティとは、頭で考えるだけでなく、実際にやってみるものだ、ということです』本書はNHK『スタンフォード白熱教室』講師としても有名なティナ・シーリグ氏の「イノベーション講座」実践編です。

本書はNHK『スタンフォード白熱教室』講師としても有名な、ティナ・シーリグ氏による「イノベーション講座」実践編であり、ベストセラーとなった『20歳のときに知っておきたかったこと』の続編に位置します。

『クリエイティビティとは一体どういうことか?』いわば、実践編とも言うべき内容の数々で、テレビでも放送された大阪大学で筆者が行った特別授業の様子に始まり、さくさくと読めて、なおかつためになることが書いているものであると感じました。

スタンフォード大学があるカリフォルニア州はやはり、ITベンチャーの坩堝ということもあり、アップルの例はもちろんのこと、大ベストセラーとなった「リーン・スタートアップ」についても触れられていることが印象に残っております。フェイスブックなどでも「がんがん動いて、どんどん壊せ」というスローガンの下、スピードがまず重視されるのだと、完璧さは2の次であると。だからこそドラスティックなサービスの変化や企業の意思決定の速さがあるのだな、という感想も持ちました。

これに関しては純粋なビジネス書というよりも、哲学。もしくは自分にとっても『意思決定』の指針や内側にある『クリエイティビティ』を呼び覚ますためにも、幾度となく繰り返して読んでいく価値があるかと思われます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年4月17日
読了日 : 2013年4月17日
本棚登録日 : 2013年4月17日

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