戦艦大和の台所: 海軍食グルメ・アラカルト

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  • 潮書房光人新社 (2010年6月1日発売)
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感想 : 9
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現在でも海上自衛隊の食事は旧日本海軍の伝統を引き継いでいるので非常にうまいと聞きます。ここで取り上げられているのは戦艦大和の乗組員2500人の胃袋を満たした食事のメニューです。やっぱりうまそうですね。

旧日本軍の海軍時代の伝統で現在でも海上自衛隊の食事はうまいそうですね。そんな話を数々のルポルタージュを読んでそんな話を聞きます。もう10年以上も前に他界した僕の祖父は戦時中南方へ海軍の所属で出征していたときは 調理班だったらしく、よくそこで培った技術を生かしてよく夕食なんかでハヤシライスをルーやレトルトなしで作ってくれたことを思い出します。そんなことはさておいて、この本に書かれているのは、戦艦大和でいったい何が食べられていたのかを詳細に記し、または再現したレシピを掲載した手記であります。

一読して、やっぱり士官はオムライスとかずいぶんあの当時としてはハイカラなもの喰ってるなぁ、なんて思いましたよね。いまの海上自衛隊などにおける主計班(食料係)もそうですが、
「うまいメシを食わせる」
ということにプライドを持っていらっしゃったようで、仕事に対する心意気を十二分に感じることができる本としても、この本は価値があると思っています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年7月24日
読了日 : 2011年7月24日
本棚登録日 : 2011年7月24日

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