なかなかに美味しい物語でありました♫
還暦を越した治兵衛が娘と孫娘の3人でほそぼそと営む菓子屋「南星屋」は一風変わった江戸で滅多にお目にかかれない全国の珍しい菓子を模して手作りされた菓子を手頃な値段で少しずつ提供することで評判の小さな行列店だ。七章それぞれが菓子名で構成されていてそれらの菓子に纏わる逸話が展開していきますが興味の尽きない進展で、しかもこの菓子屋の治兵衛がただものじゃない素性の持ち主で実はそのことがこの物語のキモであり、終盤のハラハラドキドキなドラマの最重要な素材になっております。
甘いもの好きじゃなくてもこの和菓子物語は上手くて美味い作品に仕上がっていますネ!味わい甲斐がありました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年8月13日
- 読了日 : 2022年8月13日
- 本棚登録日 : 2022年8月7日
みんなの感想をみる