沼地のある森を抜けて

著者 :
  • 新潮社 (2005年8月30日発売)
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本棚登録 : 1375
感想 : 220
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なんとも不思議だけどのめり込む作品ですね。亡くなった母は三姉妹の長女だったがいちばん下の妹つまり叔母が突然死んで叔母のマンションに暮らすことになった上淵久美が主人公。ついでに引き継いだ糠床が実はとんでもない糠床で不可思議な現象が次々に起きることから久美は自分のルーツと秘められた家系を知ることとなる故郷の島へ旅することとなる。
この旅で初めて衝撃の事実が明らかになるのだけど、実に深くて重いさまざまな警鐘を投げ掛けている作品なのです♪
色々なメタフアー暗喩を想起させる読みごたえのある作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年7月28日
読了日 : 2021年7月28日
本棚登録日 : 2021年7月25日

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