羽川の語り部。一番それっぽいって言うかこういう語り部はよくいる。意外と普通だなあというのが羽川の語り部の印象。そしてどこか人間離れしているという物語の中での設定だけど、あるいみ羽川がしていることは、猫も言っているけれどみんなしていることで。それがかなり極端なだけだった。だから一番まともじゃない人間の羽川が意外にも一番人間っぽいと感じた。でもこれは怖いと思っていた人がちょっと優しくしてくれただけで実はすっごく優しい人なんだ!と勘違いしてしまう類のものなのかもしれない。
告白シーンがやっぱり印象的だった。結婚を前提にというところが非常に羽川らしい。まあそれくらい好きってことで。ひとことで言うと青春なんだろう。
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- 感想投稿日 : 2013年5月6日
- 本棚登録日 : 2013年5月6日
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