子どもあり共働き夫婦の生き方指南みたいな本。著者たちがそれを実践し、かつ社会貢献(NPO) and ビジネスにし、きちんと廻していてすごい。
・駒崎という人は、真面目なイメージのNPOにそぐわない正直なところがあって、好感が持てる。いわゆる「恐妻家」男性の分析(「妻と対等な関係をつくれていないのでは?」)などは面白い。結構勉強していて、自身の考えに学術的な裏付けをしているのも説得力を増している
・2人とも、いわゆるプライベートな部分、生き方それ自体をさらすことが功を奏しているようなところがある
以下使用されている主要なデータ
・国勢調査
→ 30代男性未婚率の高まりの根拠
・内閣府男女共同参画白書「共働き等世帯数の推移」
→ 共働き世帯数と片働き世帯数の時系列比較の根拠
・就業構造基本調査
→ 30代前半男性の所得分布の推移の根拠
・国立社会保障・人口問題研究所 「出生動向基本調査」
→ 出産後の女性の就業率の低下の根拠
等。
こういったデータは、データそれ自体が確認されているわけではなく、報告書から引っ張られてきているよう。国が調査したものを、別の人がある観点から集計して報告書に掲載し、それを著者たちが自身の議論を裏付けるために利用しているといった感じ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年8月1日
- 読了日 : 2013年7月31日
- 本棚登録日 : 2013年7月31日
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