虚実妖怪百物語 破 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年12月22日発売)
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本棚登録 : 147
感想 : 3
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妖怪を根絶せんと蜂起した人々が、荒俣宏の妖怪コレクションを収めたマンションを襲撃する。暴徒に取り囲まれ、火も放たれ、絶体絶命だと思われた時に現れたのは、帝都物語にて登場したロボット・學天則だった。それを機に、榎木津平太郎は脱出と図ると同時に妖怪コレクションを逃がそうとするのだが……。
妖怪作家や推理作家や編集者達は樹海の別荘地に避難し、身の安全を計りながら打開策を計る。
一方、黒史郎に憑りついていたしょうけらは邪神・クトゥルーへと変貌し、創作物であるクトゥルー神話を信奉する人々と伴って歩み出す。
荒唐無稽で虚々実々な妖怪譚は更に続く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月19日
読了日 : 2021年6月19日
本棚登録日 : 2021年3月29日

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