レモンの酸味や苦い香りから、少し距離をとった感情や思い出、後悔などが想起される。
2人の間を繋ぐ人がいなくなった時、残された2人の関係はなんと呼べばいいのだろうかと思った。
主人公の自己ネグレクトというか、自分に無頓着、人の機微に疎く、ただ言葉や動作の裏の意味を知っている後ろ暗さ等のよく言えばミステリアスな部分がこの小説の空気を作っている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年5月15日
- 読了日 : 2023年6月23日
- 本棚登録日 : 2023年5月4日
みんなの感想をみる