木原音瀬さん原作、小椋ムクさんが漫画化した『キャッスルマンゴー』のコラボレーション作品。
漫画は万視点でしたが、本作では十亀視点。
過去の高校時代の十亀の話と、現在の映画に向き合う話、二本立てです。
過去の話がとても良かった。
貧乏で奪われ続ける過酷な生活であっても、悲観するのではなく諦めとともにそれを受け入れる姿が、優しいながらも寂しい。
2本目の話も映画撮影のシーンや現場のやり取りがリアリティあってストーリーとしてとても面白かった。
漫画を読まずに先に小説を読んだら、現代との繋がりがやや入りにくかったので、キャッスルマンゴーを読んでから小説読むのをお勧めします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL:小説:木原 音瀬
- 感想投稿日 : 2019年5月2日
- 読了日 : 2019年5月2日
- 本棚登録日 : 2019年5月2日
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